時事と雑記

STU48の『花は誰のもの』を聞いて思うこと。

STU48の曲『花は誰のもの』。

みなさまお久しぶりです。私です。

最近、近所のスーパーやらラジオやら有線の流れる場所で必ずと言っていいほど耳にする曲がある。

もしこの世界から国境が消えたら♪
争うことなんかなくなるのに~♪

なんとも印象的なフレーズのこの曲。

なんだこの曲は?

さっそくshazamで調べてみた結果、予想どおり。~48系のアイドルグループの曲であった。

てっきり乃木坂か櫻坂あたりだとおもっていたけれどSTU48とかいう聞いたことないグループだった。

っていうか秋元康はまた支店を増やしたのか!?

AKB48をはじめとするアイドル商売も下火と言われて久しいが、成功体験というのは呪いのごとく行動を縛るもの。

かつての絶頂期が忘れられず、懲りずにまたグループ新設してしまったのかな?

瀬戸内48でSTU48って意味らしい。

そしてこの曲は6ヶ月ぶりの8thシングルらしい。

そもそもデビューしていたことすら知らなかった。

っていうかこの曲でこのグループを知った。

メッセージ性があり、耳に残るメロディも美しい。

・・・良い曲だと思う。

だが、少々思うところもあったので今回記事にすることにした。

「もしこの世界から国境が消えたら」

もしこの世界から国境が消えたら♪
争いごとなんか なくなるのに♪

とか

もしこの世界から国境が消えたら♪
人はみんな きっと しあわせなのに♪

などと歌っているが、本当にそうか?

たとえばこの記事を読んでくれている方。

あなたがどこの国にお住まいのどなたかは私は知らない。

しかしあなたは、あなたの国の隣国との国境が無くなることを本当に喜ぶであろうか?

仮にあなたがアパート(あるいはマンション)住まいだったとして、

お隣さんとの国境(壁)がなくなったら嬉しいだろうか?

互いの素性もよくわからない隣人が、勝手気ままに国境を乗り越えてあなたの居室を歩き回って、冷蔵庫の中身を漁っていても気になりませんか?

隣の部屋の住人が、あなたの留守中に、あなたの家族や大切な人へ無遠慮に接触するのを許せますか?

そのような相手が国境を踏み越えてくれば、おそらく「あらそいごと」が発生するだろうし、「しあわせ」ではなくなるだろう。

言葉による説得で退いてくれるような相手であれば、そももそ勝手に線を踏み越えてはこないのだから。

アパートの隣人同士でさえ、壁がなくなれば心穏やかではいられない。

ならば国と国ならば?

個人対個人ではなく、集団と集団ならば?

自体はより複雑なものとなるのではないか?

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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻

戦争画像

世界中に多大な影響を及ぼしている「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻」。

いままさにロシアは武力による現状変更を行おうとしている。

ロシア側の目的がウクライナをどこ程度まで支配下に置くことなのかは不明だが、

少なくとも、「ロシアによって征服された地域」はロシアとの国境を失うことになる。

仮にウクライナ全域がロシアの支配下に置かれた場合、それはロシアとウクライナの国境が無くなるということだ。

その場合、確かに「あらそいごと」は起きないかもしれない。

ウクライナがロシアに完全に組み込まれた状況下では、もはや国と国の戦争ではなくなる。

あくまでロシア”国内”の問題へと問題が変わってしまう。

中国国内の少数民族がデモを行い、体制側の武装警察と衝突しても、それは治安問題であり戦争ではない。

ロシアが完全勝利した後の世界では、ウクライナという国と、ロシアという国の戦争(あらそいごと)はなくなる。

ロシアという国のウクライナという地域の問題になってしまう。

ウクライナの人々はそれで「しあわせ」と感じるだろうか?

まぁ、これは、たまたま有線でアイドルの楽曲を耳にした私の脳内の妄想にすぎないのかもしれない。

あくまで私の脳内で、アイドルの曲の歌詞にケチをつけたいが為に世界情勢と結びつけてしまっただけなのかもしれない。

この曲『花は誰のもの』をリリースしたSTU48サイドはそんなことを考えてこの曲を出したわけではないのかもしれない。

秋元康もウクライナのことやロシアのことを考えながら歌詞を書いたわけではないのではないか・・・?

・・・とおもって、この曲について調べてみたところ。

表題曲は世界平和を願うメッセージソングで、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を背景に製作された。

とある。

なんか、ちょっとよくわからなくなってきた。

正直いって、私の知る限りロシア・ウクライナ問題の現状をみて、知った上で、

「ロシアとウクライナの国境が無ければ、みんなしあわせなのに~♪」とは到底思えない。

むしろ、早く露軍がウクライナから撤退した上で、より強固なバリケードなり万里の長城なり築かれればいいと思ってしまうのだが、私の理解が浅いのだろうか?

作詞家(秋元康?)が、どのような意図でこの曲を書いたのか、ぜひ知りたいものである。

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グローバルリズム=帝国主義?

地球

国境線をなくそうとか。

宇宙船地球号とか。

世界はひとつ、などと聞くとあたかも「世界平和」のスローガンっぽく聞こえませんか?

国境があるから、別々の国にわかれているから、戦争がおこるんだ。

なんて言う人々はけっこう昔からいました。

自分も子供のころは、一理あるかもと納得しかけたこともある。

でも、けっこうな大人になったいまは思います。

それって『帝国主義』じゃないの?

国境がなくなって、世界がひとつになったとして、その世界は誰が主導するの?

アメリカ?中国?ロシア?

それはその国が世界征服した状態と何が違うの?

帝国主義って何?何が目的だったの?

まさに「国境をなくす」ことが目的でした。

『ヒト』や『モノ』『カネ』を国から国へ自由に動かすことでで経済利益を得たい側にとって国境は邪魔なもの。

しかしそれを自由にやられると片方が不利益を被る場合がある。

そのため関税をかけたり、入国を制限したりと壁(国境)を設けて防御する権利が普通の国にはあるのだが。

武力によってそれらの壁(国境)を破壊して、自分たちの都合のいいルールを相手におしつけ経済活動ができてしまう。

それが帝国主義でした。

でも、これと似たような話を最近良く聞きます。

グローバル主義とか、グローバル経済とかいいますよね。

グローバルって聞くと、あたかも『国際的』で『先進的』な印象をうけるかもしれません。

『インターナショナル』とほぼ同様の語感で使ってる人も見かけます。

しかしこれってやってることは「帝国主義」と似てませんか?

大きな違いは、帝国主義は手段として『武力行使』を使うこと。

武力によって国境線を破壊していく。

グローバリズムは武力は用いないが、政治交渉によってジワジワと同様のことをしていく。

戦争しないならいいじゃん!って思ってしまいそうだけれど、強国による交渉はときに脅しと似る。

アメリカや中国のお隣さんたちは、彼らの要求を躱しつづけるのに四苦八苦だ。

最近だとロシアの要求によってウクライナさんが大いに困っているだろう。

人も国も平等ではなく、強者が周囲を威嚇するれば、弱者は徒党を組んて対抗するしかない。

それが国際的なパワーバランスの均衡というものである。

国境線をなくそうとか、世界を一つに、とか聞くとその均衡を壊そうとしているのか?と感じてしまう。

そんなに戦争を起こしたいのか?と。

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まとめ

8th Single「花は誰のもの?」(Type A)通常盤

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今回はちょっと政治的な話になってしまいました。

有名人のブログとかじゃないので、別にこの程度で炎上とかないでしょう。

むしろその方がブログが伸びるかもしれない(笑)

今回は「国境」と「グローバリズム」、「帝国主義」のことについてふれました。

それらのワードをアイドルの曲「花はだれのもの」と結びつけて記事にしましたが、

別に本気で「この曲は帝国主義の歌だ!!」とか非難したいわけではありませんので念のため。

あくまで話の”きっかけ”というか・・・。

ふだん有線でこの曲を聞いていて「国境~」のフレーズに引っかかっていたので、記事のネタにさせて頂きました。

曲自体はとても良い曲だと思います。

私のようにモノを斜めから見る人でなければ、歌詞が気にかかることも無いかもしれません。

でも気になっちゃったので、記事にさせていただきました。

STU48ファンの方、もし見てたらごめんなさい。グループを批判する意図はありません。

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蛇足。「もしこの世界から東京が消えたら?」

全然どうでもいい話ですが。

そのそもこの曲が気になったきっかけは「空耳」。

もしこの世界から東京が消えたら♪

あらそいごとなんかなくなるのに~♪

どんだけ東京アンチなんだ?

と思って調べたら空耳だったという落ち。

みんなも「東京」って聞こえるみたいで、けっこう空耳で話題になったようです。

では、

また、

どこかで。

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